ベアードビール&タップルームイベント無料eメール情報サービス
登録 - 参加したい人ここをクリックして下さい
登録削除を希望する人ここをクリックして下さい
トップページ
ビール・リンク
Baird Bulletin
Prior
Next
Top
Date
Topic
Aug. 25, 2007
季節限定販売開始: エキスポートラガー&ホップヘッドIPA
180
sort number
タップルームに集う仲間たちとベアードビールファンの皆様へ: どの分野においても、その分野で秀でるためには、その世界が歩んできた道について理解と感謝を持つべきであると思う。様々な文化の中で生まれ育まれてきたビールの歴史は、ベアードビールのブルワーに多大な影響を与え、次々と色々なアイディアを創造させてくれる源となっている。本日(8月25日・土曜)デビューする2種類の新季節限定ビールは、まさにその歴史の賜である。 1)エキスポートラガー(アルコール度数5.0%): ドイツのドルトムント地方のビール醸造は、1266年に遡り記録が残されている。ドルトムントは長年に渡り世界で最も大きなビール製造都市の一つで、中世の時代から、その地のブルワリーは、ウエストファリア地方の殆どの町から街へビールを供給してきた。そういう意味合いから、「エキスポート」という名前の元祖は、ドルトムントスタイルであると連想される。 ドルトムントエキスポートラガーは、幅広く名前の知られているピルスナーラガーよりも濃い黄金色でボディもしっかりとしている。ビール研究家であるマイケル・ジャクソン氏曰く「ドルトムントラガーは、一流のピルスナーより香り高くないが、同様にドライである。ミュンヘンラガーよりモルト感がしっかりしており、やや強めである(ピルスナーやミュンヘンラガーと比較して)」 ベアードエキスポートラガーは、このドルトムントスタイルに影響を受け造られた。そのリッチな黄金色は大麦畑を思い起こさせる。樽詰め後4ヶ月間低温でゆっくりと熟成させたため(無ろ過だが)大変透明感がある。スムーズで爽快でクリーンなビールだが、味わい深くフレーバー豊かなラガーだ。このビールは今までベアードビールが造ってきたビールの中で、地元沼津の水の本来の味と品質を一番良く表しているビールであろう。 2)ホップヘッドIPA(アルコール度数6.8%): かつてアメリカは、ビールの個性と多様性に関しては、砂漠の不毛地帯のようだった。20世紀の禁酒法の時代以来、風味もなくただ発泡性のある尿のような色をしたラガーが市場の指導権を握っていたとは、正直いって、ビールの世界においてアメリカは笑い者となっていた。しかし1970年代後半から1980年代前半に入り、アメリカは再びゆっくりと少しずつではあるが、フレーバーと多様性に溢れるビールの奥深い世界に目覚め始めた。ここ30年余の間に、アメリカのクラフトビール市場は世界でも最も興味深く革新的な市場に成長した。西海岸のブルワー達が先導したアメリカのクラフトビールは、米国産の多種多様なホップ(柑橘系、フルーティ、スパイシー等)を使用し、ホップの個性を強調したビールが特徴となった。「ホップヘッド」とは、ホッピーなビールを貪欲に追求するアメリカのビールオタクを表す言葉だ。 ベアードホップヘッドIPAは、スタイル的にはアメリカンIPAだ。古典的なイギリススタイルのIPAと比べると、比重とアルコール度数が高く、IBUも高く、アロマ、ドライホッピングもより多く、積極的にフルーティなアメリカンホップを多種使用している。そのスタイルの性格の違いを理解したいなら、ベアード定番の帝国IPAと味比べをすると、より理解が深まるだろう。 ホップヘッドIPAは数字で表すと、16.5プレート、アルコール度数6.8%、IBUは60だ。グラスに注ぐと、雲のような真っ白な泡と少し曇ったオレンジアンバーカラーで、力強いホッピーなアロマが漂ってくる。ビールを口に含むと、このアロマが口の中でも広がり、柑橘系のフレーバーが目を覚まさせるようだ(アメリカンシムコー、センテニヨル、グレーシアホップを大量に使用した)。大量のホップが悪ガキのように走り回っている中、小麦麦芽(10%)と日本国産の氷砂糖(5%)を追加し、軽く、きりっとした基盤を造った。そしてベースモルトのマリスオッターが、大人の役割を果たし、悪ガキのホップがしっかりと秩序を守るべく指導した。好きか嫌いか!はっきりと意見が分かれるだろうが、これが大胆で、生意気で、風を切って歩くアメリカンクラフトビールのスタイルだ! 両方のビールは、本日タップルームでデビューし、樽のみの販売となります。大変数が少ないので、近くのベアードビール取扱店でみかけたら、無くなる前に是非飲んでみてください。乾杯!ベアードさゆり